50代から70代、初心者のためのウォーキングおすすめ5つのポイント

春は躍動の季節、冬から春へ、何か新しいことを始めたくなりますね。

新一年生、新入社員、そんな人たちを見ていると、新鮮な気持ちになります。

そこで、何か新しいことを始めたい人へ、特に、50代、60代、70代の方々へ、ウォーキングを始めてみるのはいかがでしょうか。

目次

春の新たなスタート、初心者が簡単にウォーキングを始めるには

体力づくりやダイエット、健康維持のために、ウォーキングを始めよう、手軽だし、準備もいらないし、と考えている人は多いと思います。

本格的なものでなくても、初心者でも、まずは散歩から、始めてみてもよいと思います。

老若男女、どの世代でも始められます。

歩きやすい靴と動きやすい服、危険なものがない道、これらがあれば誰でもできます。

それでも、どうせ始めるなら、その効果を発揮させたいものです。

①ウォーキングの効果
脂肪燃焼や筋力アップ、血流改善によるダイエット効果、心肺機能の向上や、生活習慣病の予防などの効果があります。

②適した時間帯
朝早い時間帯は、1日の始まり、良い準備運動になります。そして、幸せホルモン「セロトニン」が分泌されると言われています。

夜は、寝る前に歩くことで、脂肪燃焼効果があり、ダイエットになります。

ただ、ひとりで歩くのには注意が必要です。防犯対策を忘れずにしておくべきです。

③ウエアとシューズ
初心者が手軽に始められるのがウォーキングですが、それでも、ある程度の準備はしてみましょう。

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そしてシューズですが、まずは、長時間履いて疲れないものがおすすめです。

スニーカーよりも、ウォーキングシューズ、ランニングシューズを選びましょう。

しっかり自分の足のサイズに合うもの、専門家と相談して選ぶのもいいでしょう。

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50代のダイエットに最適

ダイエットはどの世代でも共通の課題ですが、50代は特に、生活習慣病などの心配が現れるほど、体の変化が始まる時期です。

男女共に、体重が増えても減らすことが難しくなってきます。

そんな時、激しい運動は体を壊しやすく、長続きしません。

また、忙しい年代でもあるので、手軽に無理なく始められるのがウォーキングです。

特に、更年期を迎えた女性には、最適のダイエット法と言えます。

50代の体に起こる問題点を挙げてみます。

①50代の基礎代謝の低下
基礎代謝とは、呼吸や心臓の動きなど、体を動かさなくても、生きるために消費され、生命維持のために必要なエネルギーのことです。

年齢と共に、徐々に低下します。

若い頃と比べ、運動する機会がめっきり減ってしまいます。つまり、何もしなければ体重は増えていきます。

②摂取量と消費量のバランスが崩れる
10代や20代は、成長盛りで、食べても消費されるのでさほど増えることはありません。

しかし、50代からは、20代の頃と同じ量を食べても、基礎代謝が低くなってきている上に、運動をしなければ筋肉量が減るので、体重が増えます。

また、食事量を減らしても、筋肉量が減っていれば、脂肪として蓄えられてしまいます

③女性ホルモンの低下
女性ホルモンセロトニンという物質が低下してきます。

これは、年齢と共に起こることなので、止めることはできません。

内臓脂肪がつきやすくなるので、適量の食事と運動が不可欠です。

このように50代は、体の変化、体質の変化が顕著に現れ始める年代といえます。

こうした問題を解決するために、無理なく継続できるウォーキングはおすすめです。

60代、健康維持のため

この年代は、そろそろ病気の心配をする年代でもあります。

足腰や関節の痛み、高血圧や糖尿病など、体の不調を訴えることが多くなります。

①病気予防
体の不調を訴え始めなら、それ以上進行させない、または、新たな病気にならないための予防が必要です。

まだまだ体力もあり、生活習慣を改善すれば、健康を取り戻すことも、現在良好なら維持することは充分可能です。

②ストレス解消
体の不調を訴えると共に、心の不調を訴えることも多くなります。

心と体は同じで、体が不調だと気持ちも塞ぎ込んだりします。

ウォーキングは、健康面だけでなく、気分転換にもなります。

太陽のもと、自然を感じながら歩いたり、気の合う仲間と談笑しながら歩くと、気力や意欲も湧いてきます。

70代、長寿の秘訣

70代になると、見た目から、体の変化が分かり始める年代になります。

腰が曲がり始め、歩き方も歩幅が小さくなったり、老化を意識してしまいます。

そんな70代には、ウォーキングは自分のペースでできる運動と言えます。

①コミュニケーションの場
仕事をやめ、あまり外に出なくなると、人との関わりを持たなくなります。

ましてや病気だったり体力が低下いていると気力も湧きません。

ウォーキングは、外に出ることによって、人と関わる機会を作ります。

かつて活動的だった頃を思い出し、自分と同じような環境や境遇の人と触れ合うことで、元気を取り戻したりします。

そして、認知症予防にもつながります。

②寝たきり予防になる
運動が苦手、何か始めるのにも準備が必要、それに比べ、ウォーキングは、今日からでも始められる手軽な運動です。

確かに、ウエアやシューズ、歩き方のレクチャーなど、専門的に指導を受けることもできます。

どこかのサークルに所属して、定期的に歩く場所を決めて、精力的に活動することもできます。

ただ、体力や体の状態は人それぞれ、自分に合った環境を作るのが大切です。

毎日じゃなくても、週に二、3度、短い距離で、無理なく続けられるようにしましょう。

足腰を鍛えて、転倒予防や寝たきりにならないようにしたいものです。

1日一万歩の危険

これは、すべての年代に共通することだと思うのですが、ウォーキングは、たくさん歩かなければいけない、という思い込みです。

特に、一万歩歩かなければいけない、という極端な認識です。

確かに、一つの目安であるし、目標にするのはとてもいいことです。

しかし、間違えてはいけないのは、あくまで目標であって、ノルマや義務ではありません。

「お医者さんから、1日一万歩歩くように言われた」

「テレビや新聞などで言っていた」

「友人に誘われた」

など、確かにそういう情報はありますし、推奨しています。

しかし、人にはそれぞれ体にあった距離や歩数があります。

足腰に痛みがあるのに、無理にウォーキングして、更に悪化させてしまったり、回復を待たずに更に続けたことで、健康を害してしまうという本末転倒な結果を生んだりします。

もしも、一万歩を歩いてみたい、または歩けるようになりたいなら、まずは三千歩ぐらいから始めることです。

また、1日何回かに分けて、たとえば朝と昼、朝と夜とかに分けて、無理なく続けましょう。

そして、疲れが残っていたら、充分に回復を待って、出来るだけ疲れを残さないようにしてください。

まとめ

ウォーキングは、とても人気が高いです。

特に、50歳以上の年代には、健康維持、回復、ダイエットなど、その効果は計り知れません。

ウォーキングとは、という定義から考えたら、気軽に始めるのは散歩だ、と言われる人がいるかもしれません。

散歩は、目的がなく、ただなんとなく近所を歩く、と言ったイメージですが、ウォーキングは、しっかり効果・効能・目的を持った、いわばスポーツです。

ですが、才能も必要なく、誰でも、いくつからでも始められる、とても手軽なものなので、はじめは気楽なものでいいと思います。

これからもますます、健康に対する意識は高まっていきます。

高齢化社会が進み、現役世代と言われる年代も、確実に上がってくるでしょう。

老後を楽しむためには、健康が第一です。

自分の体の変化を感じ始めた時、疲れやすい、太り始めて痩せにくい、体力の低下など、50代くらいから、シニア世代を考えて、健康維持のために、始めてみることをおすすめします。

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