【徹底解説!】孫の送り迎えをする際の注意点7選!要点ポイントは?

「孫の送り迎えを頼まれたけど、注意点はある?」

「保育園の送り迎えは大変そう。」

孫の保育園や学校、習い事の送り迎えを頼まれたら、孫と過ごせる時間が嬉しい半面、不安な気持ちになる方もいるのではないでしょうか。

今回は、孫を送り迎えする際の注意点を徹底解説します。「孫育」や「孫育て」とは何か、孫の送り迎えを楽にする方法もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

目次

孫の送り迎えは大変!共働き世代の増加で祖父母の負担も増加?!

共働き世代が増加しているのと並行して、祖父母が孫の世話をする割合も増加しています。しかし、孫の世話には体力が必要です。元気と言われるシニア世代でも、孫の送り迎えをするとなると大変に感じている方も多いでしょう。

あまり責任がなくたまに会えるから可愛いと思える孫も、「頻繁に世話をするのは正直負担」というのが本音の方も多いのです。

祖父母が孫の世話をする割合が増加する中で、「孫育」と「孫疲れ」という言葉も聞かれるようになりました。それぞれ簡単に解説します。

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「孫育」とは?

「孫育」とは、その名の通り「祖父母が孫を育てること」です。様々な事情で孫と関わること全般を指し、「孫育て」とも呼ばれています。

「孫育て10ヶ条」を作成している自治体や「孫育て休暇」を導入している企業も増えており、「孫育」が推奨されているのです。

働く親の代わりに保育園や学校、習い事の送り迎えをしたり、食事や風呂までサポートする場合や、急な発熱等の対応をする場合も多く、様々な場面で頼りにされています。

「孫疲れ」とは?

「孫育」が推奨され、共働き世代から頼りにされる一方、頼られるシニア世代が孫の世話に疲れてしまうことを「孫疲れ」と言います。

「孫疲れ」の原因は、以下の4点です。

体力的
時間的
精神的
金銭的

その中でも1番の原因は、やはり遊び相手をして体力的に疲れてしまうことです。親でも疲れるのですから、当然ですね。兄弟姉妹がいる場合や年齢が小さく手が掛かる時期だと、さらに疲れは倍増します。

実際には、孫の世話をする多くの祖父母が、可愛いだけでなく「孫疲れ」を感じているのが事実なのです。

孫を送迎する際の注意点7選!

頼まれる孫の世話の中でも多いのが、保育園や学校、習い事などの送り迎えです。両親の勤務時間的に送り迎えできない場合や、急な発熱等で呼び出された際に頼まれることもあります。

孫の送り迎えをする場合は、事故を防ぐためにも事前に両親と交通手段を話し合っておくことが大切です。バスや電車などを利用する場合や車のガソリン代など、金銭の負担についてもしっかり決めておきましょう

孫を送り迎えする際の注意点は、以下の7つです。

保育園の送り迎えを毎日すると、体力がもたない!
学校の送り迎えは、ルールと秩序を守って!
習い事の送り迎えでは、余計な口出しはしない!
自転車で送り迎えする際は、ヘルメット着用を!
自転車での送り迎えは、転倒事故に注意!

車で送り迎えする際は、チャイルドシートが必要!
車での送り迎えは、事故だけでなく放置の危険もある!

それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてください。

保育園の送り迎えを毎日すると、体力がもたない!

孫を毎日のように保育園に送り迎えしなければならない状況だと、さすがに身体的な負担が大きくなります。時々なら苦にならなくても、毎日となると時間的にも精神的にも負担が増えるでしょう。

保育園の送り迎えが必要な孫の年齢は、0歳から6歳です。かわいい時期ですが、保育園の送迎は親にとっても大変に感じます。シニア世代にとっては、かなり体力が必要になる覚悟が必要です。もし自転車で送迎する場合は、自転車に孫を乗せるのも一苦労。

毎日ではなく「曜日ごと」や「迎えだけ」など、両親と話し合ってお互い負担にならないようなルールを決めることも検討しましょう。

学校の送り迎えは、ルールと秩序を守って!

孫が大きくなって学校に通うようになっても、場合によっては送り迎えが必要ですが、学校のルールや周辺住宅に迷惑をかけないよう秩序を守ることが大切です。

急な体調不良やケガ、天候不良だけでなく、とくに車で送迎する場合は停車場所に注意しましょう。停車場所によっては、近隣住民や他の登下校中の生徒たちに迷惑をかけてしまいます。

通学途中で事故や事件に巻き込まれるニュースが多い昨今、防犯のために送り迎えしてあげたいと思う方も多いでしょう。しかし、「甘やかしだ」などの批判を受けて孫にも嫌な思いをさせないためにも、ルールと秩序を守って学校へ送迎することが大切です。

習い事の送り迎えでは、余計な口出しはしない!

孫が習い事をしている場合は、送り迎えの際に先生やコーチから話があることもありますが、余計な口出しは禁物です。

習い事の連絡事項は手紙ではなく口頭で伝えられることも多いですが、両親に伝言するときに「もっとこうした方が良いんじゃない」「お友達はこんなことも出来てたよ」などと言うのはやめましょう。「余計なお世話」と怒らせてしまう可能性もあります。

共働き世代でよくある悩みが、「仕事で送り迎えができないから」と習い事を諦めるケース。祖父母が送迎を担ってくれれば両親からも孫からも大変喜ばれますが、送迎ついでに習い事の内容にまで干渉しすぎないことも大切です。

自転車で送り迎えする際は、ヘルメット着用を!

道路交通法では、「13歳未満の子供を自転車に乗せるときは、ヘルメットを着用するよう努力する」ことと定められています。
引用:自転車用ヘルメットの着用 警視庁

自転車で孫の送迎をすることになったら、まずヘルメットを用意しましょう。自転車による死亡事故の致命傷は頭部である割合が高く、ヘルメットで頭を守ることが大切です。

子供だけでなく65歳以上の高齢者と成人に対してもヘルメット着用に努めるよう条例を定めている自治体も増えており、「ヘルメット着用努力義務化」が進んでいます。

万が一に備えてヘルメットを着用し、安全に孫の送り迎えをしましょう。

自転車での送り迎えは、転倒事故に注意!

孫を自転車に乗せて送り迎えしている祖父母が転倒してしまう事故も少なくありません。1人なら問題なく乗っている自転車でも、孫を乗せるとバランスを取るのが難しくなります。

子供は常に興味津々で、自転車に乗っている最中も左右に首や身体を傾けて色々なものを見ようとするため、バランスが崩れるのです。

1人では気にならない段差も、孫や荷物の重さで引っかかって転倒することもあります。強風にあおられて転倒する場合もありますので、自転車で孫を送迎する際はいつも以上に転倒事故に注意しましょう。

車で送り迎えする際は、チャイルドシートが必要!

道路交通法では、「6歳未満の子供を車に乗せるときは、必ずチャイルドシートを使用しなければならない」と定められています。
引用:子供を守るチャイルドシート|警察庁Webサイト

自転車の場合と違い、車の場合は「努力」ではなく「義務」です。車で孫の送迎をすることになったら、チャイルドシートについて両親と話し合い、使いやすいものを用意しましょう。

それぞれの状況によっておすすめのチャイルドシートは、以下の通りです。

送迎の頻度があまり多くない場合・・・収納できる「折りたたみタイプ」
頻繁に送迎する場合・・・孫の年齢や体型に合わせた「機能性重視タイプ」
両親と祖父母で兼用する場合・・・持ち運びやすい「軽量コンパクトタイプ」

車での送り迎えは、事故だけでなく放置の危険もある!

最近のニュースでは高齢者による交通事故の増加が多く問題になっていますが、祖父母が孫をひいてしまう事故や車内に放置して亡くなる例もあります。

大変悲しいニュースで、孫を預かるときはまさか自分が当事者になるとは思ってもいないでしょう。自分の孫をひいてしまうだけでなく、保育園の送迎時などに他の園児をひいてしまう可能性もありますので、車での送迎は細心の注意が必要です。

両親が子供を車に乗せたまま祖父母に預け、祖父母が保育園に送るのを忘れ車内に放置してしまう例や、孫を学校へ送る途中で運転操作を誤り事故に遭う例が実際に起きています。「自分は大丈夫」と思わず、孫の命を預かっていると認識して安全運転しましょう。

送迎を楽にするサービスとは?

「孫の送り迎えをしてあげたいけど、時間的にも体力的にも不安」という方は、金銭的に余裕があれば送迎サービスを活用すると気持ちも楽になります。

孫を送迎してくれるサービスには、以下の2つがあります。

ベビーシッター
ファミリーサポート

それぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ベビーシッターを活用する際は、信頼性で選ぶ

「ベビーシッター」とは、利用者の自宅などで乳幼児から小学生を対象に子供の世話をしてくれるサービスです。保育園の送迎から習い事の送迎、学校の勉強サポートまでしてくれる場合もあります。

ただしベビーシッターの国家資格はないため、保育士登録証や認定ベビーシッター資格登録証の確認をすると安心です。
参考:公益社団法人全国保育サービス協会 資格認定制度

個人でのやり取りが不安な場合は、ベビーシッターを派遣してくれる事業者を利用しましょう。孫の安全のためにも、ベビーシッターは「安さ」ではなく「信頼性」で選ぶことが大切です。
参考:公益社団法人全国保育サービス協会 加盟会社リスト

ファミリーサポートは、地域の強い味方

「ファミリーサポート」とは、その地域に住んでいる子育ての「援助を受けたい人」と「援助を行いたい人」とをマッチングしてくれるサービスです。

ほとんどの区市町村がファミリーサポート事業を提供していますので、お住まいの役所へ問い合わせてみると良いでしょう。 マッチング後は会員間でやり取りを行うため、お互いの都合が合わなければ利用できません。都合さえあえば、保育園や学童クラブ、習い事の送迎はもちろん、一時的な預かりや急用に対応してもらえる場合もあり大変便利です。

孫の送り迎えをお願いされて都合が悪いときなどに、ファミリーサポート会員に登録しておくと精神的にも肉体的にも負担が軽減されるでしょう。

まとめ|孫の送り迎えは、無理せず話し合いが大事

ここまでに孫を送り迎えする際の注意点と、送り迎えを楽にするサービスをご紹介しました。

孫を送り迎えする際は、交通手段を確認し、自転車ではヘルメットを着用し、車ではチャイルドシートを設置しましょう。

どのような手段でも、兄弟姉妹がいる場合や年齢が小さいうちは特に体力が必要です。「体力的」「時間的」「精神的」「金銭的」に無理しても良いことはありません。「孫のため」と頑張りすぎて倒れてしまい、認知症を発症するケースもあるのです。

両親としっかり話し合い、お互い気持ち良く協力できると良いですね。

他にもお孫さんを預かった時に役立つ、楽しく安全に孫を預かる注意点を詳しくまとめた記事もありますので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!

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