【おばあちゃんの存在が不可欠!?】祖母が孫のために必要な理由7選

核家族化が定着して長年経ち、子育てのしにくい世の中と言われる近年だからこそ、祖父母の存在が大切になってきました。

とはいえ、じいじよりもばあば。

「孫はばあばの方にばかり甘える」

と悔しがっているじいじは少なくありません。

でもこれは、ある意味仕方のないことだったのです。

今回は、孫の健やかな成長にとっても重要な存在だったという「おばあさん仮説」も参考にしながら、孫にとって祖母が必要な理由についてお話しします。

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目次

おばあさん仮説とは?

始めに少しだけ難しいお話になりますが、祖母という存在について、考えていただくためにもどうぞご覧くださいね。

「おばあさん仮説」とは、生物学的なヒトの雄は、基本的には死ぬまで生殖能力があるのに、雌は生殖能力を失って(閉経後)からも長い間生きるのはなぜか、その理由について立てられた仮説です。

難しい話は省略して、わかりやすく説明すると、

“高齢になった女性は、自らが出産・育児をするよりも、娘や血縁者の出産・育児の手助けをする方が、乳幼児の生存率が上がり、遺伝的にも有利であり、子孫を残す確率が上がるために、早い段階で生殖能力を失った(閉経がある)”

ということです。

つまり、おばあさんは、これまでの育児経験を生かして、娘や血縁者の子育てを助けることで、子孫を残すことに貢献しているという考え方だと思ってください。

もちろんこれに対する反論はいろいろとあります。

しかし、孫の養育に携わったことで、祖母自身が人生に張り合いを持ったり、気持ちが癒されたりしたという調査も出ており、「おばあさん仮説」は、ある部分では正しいのではないでしょうか。

さて、祖母の存在意味の1つがわかったところで、今回のテーマに戻りましょう。

祖母が孫のために必要な理由とは?7選をご紹介

一応付け加えておきますが、これから紹介する理由の中には、じいじの存在が必要だという理由としてもあてはまるものもあります。

だからじいじの皆さん、出番が少なくてもすねないでくださいね。

1.パパ・ママのサポート

初めての出産、慣れない育児と、不安だらけのパパとママにとって、育児経験豊富な母親(ばあば)は、頼りがいのある先輩です。

赤ちゃんは、ママが不安になると同じように不安を感じ、不機嫌になってしまうことがよくあります。

母親をサポートすべき父親もやはり初めての育児で何をどう助ければよいのか、わからない状態です。

そんな両親の状態を、赤ちゃんは敏感に感じとってしまいます。

わからないことばかりで八方ふさがりになってしまうパパとママを助けられるのは、育児経験と知識が豊富なばあばです。

「どうすればいいの?」と、ママが途方に暮れたときに、ばあばのアドバイスや助けがあれば、ママが安心し、すると赤ちゃんの心も安定します。

たいていのママは、実家で出産し、数週間から数ヶ月の間、実家で育児をすることがありますが、それは祖母となった母親に育児をサポートしてもらいながら、これからの育児について学ぶ期間であるともいえます。

やっと親になったばかりのパパとママをしっかりと助け、適切にアドバイスをすることで、孫の健やかな成長を促す、これが祖母が必要な1つめの理由です。

「私の時は~」などと自分の経験を押し付けてはいけません。今のパパママ世代と祖父母世代では、様々な育児の違いがあります。

孫育に不安を感じている方や、今のパパママ世代と祖父母世代の育児の違いの注意点をまとめましたので、「【孫育の不安解消】昔と今の育児の違い7選」を参考にしてみてください。

2.社会性の獲得

赤ちゃんは成長してくるに従い、パパ・ママ以外の人間を理解するようになります。

今まではパパとママ、そして自分だけの世界だったのが、それ以外にも自分を可愛がってくれる祖父母という存在があるということを、孫が知るのです。

地理的にめったに孫に会えない場合もありますので、必ずしも両親以外に認識する初めての人間が祖父母になるとは限りません。

しかし、両親の次に孫を愛している祖父母は、孫にとって特別な人であると思います。

孫は、パパ・ママとは違うけれど、とても優しいじいじ・ばあばという存在を知ることで、自分の周囲にはさまざまな人がいて、それぞれ違い、それぞれ特徴があるということを自然に学んでゆきます。

中でも、慣れたしぐさであやしてくれるばあばは、孫にとっては安心できる人として認識されるはず。

そしてそれは、孫の社会性を正しく育てるためにも大切なことではないでしょうか。

3.知識と経験と包容力

乳児から幼児となり、言葉の数が増え、行動範囲も広がってくると、好奇心も一層旺盛になります。

「あれはなに?これはなに?なぜ?」

色々なことを知りたくなるのもこのころで、パパ・ママはその対応に追われることも。

そんな時は、知識と経験豊富なばあばの出番です。

余裕のある対応で、機関銃のように繰り出される孫の質問に答えてあげましょう。

好奇心を満たすことは、これからの孫の知識欲の成長にもつながり、ひいては将来の道を左右するかもしれません。

学童期になると、孫は別の疑問や悩みが出てくるかもしれません。

中学生・高校生になれば、複雑な悩みも増えるでしょう。

正直、祖母が直接その悩みを解決することは無理だと思います。

ですが、孫の精神的な負担を軽くすることはできるはずです。

両親には言えないことも、ばあばなら言える、そしてさまざまな経験をしてきたばあばならではのアドバイスは、きっと孫の迷える心にほんのりと温かい光をともすでしょう。

祖母には、的確な指導や支持をするのではなく、孫が自身で問題を解決するためのきっかけを与えるという役割があるのだと、私は思います。

4.叱ることができる

保育園や幼稚園に行くようになると、共同生活の中で守るべきルールがあります。

園内でのお友達とのトラブルも起こるでしょう。

そろそろ社会生活や道徳的なしつけも始めなければならない年代です。

しつけは、基本的には親の仕事ですが、育児や仕事で時間に追われていることが多い親は、余裕を持った姿勢でしつけを行うことができない場合もあります。

感状的に怒ったり、その時々で対応を変えたりすると、孫は何が正しくて何が間違っているのかわからなくなります。

親の顔色だけを見て、態度を変えるような子供になっては大変です。

その点、適度な距離を保てる祖母なら、もっと冷静に客観的に孫に接することができます。

しつけにおいては、時には叱ることも必要です。

感状的に怒る、ではなく叱ること。

祖母が孫を叱るのは、嫌われないかという思いなどもあり、勇気のいる行為かもしれません。

しかし、孫の将来を考えれば、叱るべき時は叱ってあげましょう。

普段から孫とのコミュニケーションが取れていれば、その場では「ばあばいや!」と言われても、きっとわかってくれるはずです。

この場合に忘れてはならないのは、孫のしつけに対する考え方は、親と共有しておくことです。

親の言うこととばあばの言うことが違っていては、孫が戸惑いますから、どうぞ気を付けてください。

5.孫の逃げ場

孫がどんどん成長して、行動範囲が広がり、さまざまな経験をする中で、いやなこと・哀しいこと・つらいこともあるでしょう。

家の中に、孫が逃げ込む場所があれば良いのですが、親には言えない悩みや傷があるかもしれません。

そんな時は、ばあばが逃げ場となってあげましょう。

辛い顔をしている孫を、ただ見守るだけで良いのです。

孫がホッとする場所として、ばあばやじいじがいてくれれば、それだけで孫は元気をもらえます。

真冬の夜の暖かい布団の中のような、安心して眠れる場所。

ばあばの優しい笑顔と、安らぎの場所さえあれば、孫はいずれまた歩き出せます。

何をするでもなく、ただ見守るという、そんなサポートもあるのです。

6.絶対的な見方

「将来は○○になりたい」

「私の夢は…」

漠然とした将来の希望や、具体的な進路など、孫が口にするようになると、ここまでよく成長したものだとうれしくなります。

ですが、その夢というのが、途方もなく大きかったり、あまりにも無謀だったりすると、親は反対しがちです。

親とすれば、子供の将来を心配してのことなのですが、子どもは傷ついてしまうかもしれません。

場合によっては、頑なになって親に反抗することもあるでしょう。

祖父母の立場なら、どうでしょうか。

孫の夢に対して前向きな言葉がかけられるのではないでしょうか。

どう考えても無理な夢に向かおうとしていても、せめてばあばだけは孫の味方をしてあげてください。

自分の向かっている道が可能か不可能かは本人が気づかなければ修正できません。

何より、ばあばは絶対に自分の味方という思いは、孫にとってとても心強く、人生をよりよく生きるうえで大切な自己肯定感を育てるためにも必要なことです。

7.責任感と優しさ

孫が成長するにつれ、ばあばはだんだんと年老いて…いえ、年齢を重ねてゆきます。

哀しいかな、体力的な衰えも感じるようになると、出来ないことも増えますね。

反対に孫は大きくなり、出来ることが増えてくる。

自分が弱っていくことはいやだけど、その代わりに孫が強く、たくましくなるのなら、いいじゃないですか。

人間はそうやって命を繋いできたのですから。

今まで頼ってきたばあばが、自分よりも弱ってきていると気付いたとき、孫はどう思うのでしょうか。

淋しい・悲しい思いもあるでしょう。

でもここで、孫の成長をもう一押しできるのも祖母の役割です。

孫に頼みごとをしてみましょう。

難しいことではなくていいのです。

ばあばから頼られた孫は、小さいながらも責任感が生まれます。

自分には、ばあばから頼られるくらい成長したんだという自信に繋がります。

そして、頼みごとをきちんと成し遂げた後の「ありがとう」というばあばからの感謝の言葉は、きっと孫の心に沁み込みます。

このようにして積み上げられる自信や感謝される喜びは、孫の優しさをも育むのです。

優しくて頼りがいのある自慢の孫、おそらく世の中の祖父母には理想的な姿は、もしかしたらばあばの役割にかかっているのかもしれません。

なんて、おおげさすぎますか?

まとめ:ばあばの包容力は偉大

ここまでいろいろな祖母の役割を紹介しましたが、とにかくばあばという人の包容力はすごいのです。

私事ですが、我が家の娘は「おばあちゃんだけは、ずっと私の味方」と、言い続けています。

そのおばあちゃんはすでに亡くなっているのですが、娘にとっては永遠に優しくて強い味方なのです。

娘なりに辛いことや悲しいこと、挫折も味わってきましたが、今は結婚して、それなりに幸せな毎日を過ごしています。

優しくて素敵なおばあちゃんがいてくれたことは、おそらく目に見えない形で娘の生き方に影響を与えていたのでしょう。

そんな娘は幸せだなと思い、そんな娘にしてくれた義母に今も感謝しています。

孫と祖母の関係は、さまざまな形がありますが、どんな場合でもばあばは大きな包容力でずっと孫を見守ってくれる人、それが孫にとって祖母が必要な一番の理由だと私は思います。

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