眼精疲労の方必見!!「目の見え方チェック」をして諸症状から目を守る方法

目がかすむ…、ピントが合わない…など目の見え方の違和感を、ただの目の疲れや年のせい…と見過ごしていませんか?

目のトラブルの中には、放置すると失明につながるものがあります。その病気の「見え方」をチェックして、早期発見につなげましょう。

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眼精疲労の原因は現代社会!?

私たちは普段、情報の8割を視覚に頼って生活しています。楽しいテレビや美しい風景、家族の笑顔…そんな心がうきうきする出来事は目からの情報を通じて入ってきます。

そんな大切な目ですが、いろいろなトラブルを抱える人は少なくありません。目は身体の粘膜の中で、唯一むき出しの状態で大気にさらされており、さまざまなものが飛び込んできます。

現代社会では、ほこりや排気ガス、たばこの煙、花粉など、さまざまな物質が空気中に漂っています。さらにオゾン層の破壊により、目に入ってくる紫外線の量も増えています。

近年では、パソコンやスマートフォン、タブレット、携帯用ゲーム機などの普及で、昔からは考えられないくらい目を酷使するようになりました。

これらのダメージが蓄積すると、眼精疲労の原因につながってしまいます。

その症状本当に目の疲れ?

ひとくちに「目の疲れ」と言っても症状は様々。目が重い、目が痛いなどの症状から、まぶしい、目がかすむなど見え方にも症状があらわれます。

しかし、症状を放置していると視力が低下し、最悪の場合、失明につながる危険性がある病気の可能性もあります。

その病気の中には、1年に1回の健康診断で発見することが難しいものもありますが、早期に発見することができれば進行を抑えられたり、薬物療法で視力の回復が期待できたりします。

加齢とともに、失明につながる目の病気の発症率は高くなります。まずは「見え方」に異常はないかどうか、定期的にチェックしましょう。

あなたの視界は良好ですか?「見え方」をセルフチェックしよう。

片目だけに見え方の異常がある場合気づかずに放置してしまうことも多いので、片目ずつチェックしてみましょう。

①遠くを見るときにピントが合わない 近くを見るときにピントが合わない

◎遠くを見るときにピントが合わない

→ 近視の可能性

目に入った光が網膜の手前で像を結び、遠くがぼやけて見えてしまう屈折異常です。日本人の約三分の一が悩まされています。

◎近くを見るときにピントが合わない

 →老眼の可能性

目の「水晶体」という部分は、近くを見るときには厚くなり、遠くを見るときは薄くなることでピントを合わせます。若い時はこの調節を自然に行えるのですが、年をとると共に、この機能が衰えてきます。これが老眼の始まりです。

老眼になると近くを見るときに「水晶体」を厚くすることができなくなるので、近くのものにピントが合いにくくなり、ぼやけて見えるという症状が現れてきます。

②目がかすむ ぼやけて二重、三重に見える

◎目がかすむ

◎まぶしくて見にくい

◎ぼやけて二重、三重に見える等

→ 白内障の可能性

目のレンズに相当する水晶体が白く濁ってしまう病気です。水晶体は水とたんぱく質で構成されていますが、加齢などによって、たんぱく質が変性したり、水分の量のバランスが崩れたりすることで濁ってきます。

眼鏡をかけてもよく見えるようにならないことが特徴です。50歳以上では約半数の人に、80歳を超えるとほとんどの人にみられます。

③中心がゆがんで見える、中心(見たい部分)がうす暗くぼやけて見える

◎中心(見たい部分)がゆがんで見える

◎中心が薄暗くぼやけて見える

→ 加齢黄斑変性症の可能性

目の中の網膜には「見る」ことに欠かせない細胞である視細胞があります。これは肌と同じように毎日新陳代謝を繰り返して、古い細胞ははがれ落ちて老廃物となります。

若い時はこの老廃物を処理するシステムがきちんと働くのですが、加齢により処理機能が低下すると、これがどんどん網膜の中心・黄斑部にたまって、ドルーゼンと呼ばれる沈着物になります。

黄斑部はものを見るために一番重要な場所ですが、ここにドルーゼンが増えると、身体はこれを除去しようとして、黄斑部で炎症が起こります。すると炎症部分に栄養を送り届けるため、身体は新しい血管を作りますが、非常に弱い血管のため、ちょっとしたことで破れて出血することがあります。これが失明を招く原因です。強い光、特に太陽光の中の青い光が網膜に当たると、ドルーゼンが出来やすくなると考えられています。

④視野の中で、見えない部分がある

◎視野が狭くなってくる

◎部分的に見えなくなってくる → 緑内障の可能性

目には眼球の形を維持するために眼圧という内側からの圧力がかかっていて、目の硬さを一定に保っています。

緑内障はこの眼圧が異常に上昇することで、視神経を圧迫してしまい、視野欠損や視力低下を招く病気です。放置していると失明につながることがあり、日本では成人の中途失明の原因第一位という報告もあります。

「見え方」の異常には加齢が原因のものが多く、これは誰もが避けて通ることはできません。しかし、その中でも注意する症状があります。

目の病気があった場合、大切なことは、とにかく早く症状に気づくことです。早期に気づき、適切な治療を受けることで、病気の進行を食い止めることができます。

日常の生活からチェックしやすいのは「見え方」です。ただし両目で見ていると、実際に片方の目の視野が欠けていても脳の働きでそれが補われてしまうため、なかなか気づけません。日頃から片方ずつ見え方を確認しておきましょう。

もし、「見え方」の異常に気づいたら放置せず、早めのケアを心がけてください。

眼精疲労や病気から目を守るために必要なこと~外側はサングラス!!内側はルテイン?!~

外側から、かけて予防!紫外線とブルーライトから目を守る。

まずは、白内障や加齢黄斑変性症の発症や進行に関わる紫外線を防ぐことが大切です。紫外線は眼精疲労の原因のひとつでもあります。肌の紫外線対策をしている人は多くても、目の紫外線対策をしている人は少ないのではないでしょうか。

紫外線をたくさん浴びると、細胞を傷つける活性酸素が発生します。増えすぎた活性酸素は細胞をサビ(酸化)させて、老化の原因となると言われていますが、この活性酸素が視神経にダメージを及ぼすのです。

特に目に入ってくる紫外線によって発生した活性酸素は、特に水晶体や黄斑部をさび付かせるため、目には大敵です。

紫外線が強いのは昼間ですが、太陽の位置が高いため、目元に影ができ、それほど目には入りません。気をつけなければいけないのは太陽の位置が低い朝夕。直接目に紫外線が入ってきます。朝夕のウォーキングや通勤、洗濯などの屋外の家事などは注意が必要です。

帽子や日傘、紫外線カット機能を持つサングラスやメガネで目の紫外線対策を行いましょう。

また、紫外線と並んで気をつけたいのがブルーライト。

ブルーライトとは、私たちの身近にある電子機器(液晶テレビ、LEDライト、パソコン、スマートフォン、携帯ゲーム機)から発せられる光のことです。もはや「小さな太陽」とまで言われています。紫外線の次に刺激性が高く、網膜や黄斑部にダメージをあたえ、眼精疲労だけでなく網膜疾患や加齢黄斑変性症を引き起こす原因のひとつと考えられています。

内側から、食べて予防!

目の細胞を傷つける活性酸素。紫外線以外にも様々な発生要因があり、サングラスだけでは防ぎ切れません。でも私たちの目には有害な光を吸収したり、活性酸素をやっつけてくれる『黄斑色素』と呼ばれるものが目の中にあります。この黄斑色素を増やすことができれば、目のトラブルを予防できると考えられています。

では、黄斑色素を増やすにはどうすればいいのでしょうか?実はこの黄斑色素、緑黄色野菜に含まれている栄養素・カロテノイドなのです。

特にカロテノイドの一種である「ルテイン」は、近年の研究で目の健康を保つ作用があるとして注目されています。ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどに多く含まれていて、1日に6㎎が摂取目安量とされています。

・テインと一緒に摂りたいものとして、活性酸素に抵抗する力である「抗酸化力」を持つ食品があります。緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンやビタミンC、ビタミンE、緑茶やワインなどに含まれるポリフェノール、サケやイクラ、エビなどに含まれる赤色の色素であるアスタキサンチンもおすすめです。

他にも、牡蠣や煮干し、焼きのりなどに豊富に含まれる亜鉛もあわせて摂りたい栄養素です。

活性酸素は目だけでなく身体の老化の原因ともなります。身体の老化を防げば、目の老化予防にもつながると言えるでしょう。

抗酸化力の高い食品を食べて、日頃からエイジングケアを行いましょう!

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