定年後のシニア層の人たちの中で、喫茶店でのモーニングを楽しむ人が増えてきています。
そこで今回は、喫茶店のモーニングを楽しむ魅力について、なぜ今人気なのかを見ていきます。
シニアが喫茶店で、どんな楽しみ方をしているのか、どんな時間の過ごし方や人との交流をしているのかをご紹介します。
シニア層の朝の過ごし方とは
定年後、仕事を退職しても、仕事をしていた時のように朝早く起きる人も多いでしょう。シニア層の場合は、朝早くから目が覚め、活動する人が多い傾向です。
退職後の60代・70代でも、朝6時20分~6時30分頃に起床する人が平均的で、早寝早起きになる傾向にあります。
仕事がある場合は、朝6時台に起きてから通勤するまで忙しい時間を過ごしますが、60代以降の退職をしている人の場合、朝の時間が長いことも多いでしょう。
そのため、朝の過ごしやすい時間に、健康のために散歩や体操をするというシニアも多くいます。そして、最近では、そうしたゆっくりした朝の時間に、喫茶店でのモーニングに通う人が増えていて注目されています。
シニアの間で喫茶店モーニングが人気に!
これまではモーニングというと通勤客が利用するのが一般的でしたが、最近では朝のモーニングに多くのシニアが集まっています。シニアのコミュニケーションの場となっていることも多くなっていますのでご紹介します。
朝6時~8時ころの喫茶店の開店時から始まるのが喫茶店モーニングです。早朝から開いている店は少ないため、シニアの活動時間帯にもピッタリです。
これまでの朝起きて出社するという在職時の習慣をそのまま、ルーティンにしている人や、また朝食を外で食べることを楽しみにしている人、喫茶店に行くことで、同じようなシニアの仲間との出会いや交流を楽しんでいる人などで、シニア層に人気となっています。
喫茶店でもモーニングのサービスの充実化を図る傾向に
コロナ禍以降、シニアが集う場所もいろいろと制約されるようになり、カラオケや居酒屋などに集う機会も減ってきました。そんな中、気軽に寄れる喫茶店のモーニングにシニアが多く来店するようにもなっています。朝の散歩の後に寄り道するというシニアにも人気と言えます。
喫茶店自体も、ドリンク飲み放題のサービスをしたり、スープを付けたモーニングセットを作ったり、様々なサービスメニューの充実を図っています。シニア層が朝利用することで、ゆったりといろいろ活用してもらえるようになるため、喫茶店でもサービスメニューが多く登場していると言えるでしょう。
喫茶店のモーニングはシニアが集う場・交流の場に
モーニングはそんなに高くお金を払わなくても利用できますし、朝の時間のルーティンとして利用することで、シニア同士の交流の場、社交場として人気です。知らない者同士でも、毎日朝に会っていれば顔なじみになるのが魅力です。
シニアはゆっくりモーニングを楽しむことも多いため、長い時間いることで、少しずつ話をする機会が増え、お店の人と仲良くなったり、お客同士、仲良くなる機会が増えていると言えるでしょう。喫茶店が交流の場になっていて、コロナ禍以降あまり交流ができなかったシニア層にも人気となっています。
シニアが朝モーニングをする魅力とは
あらためて、シニアが朝モーニングをする魅力についてご紹介しますと、一日の朝のルーティンがあることで、生活にメリハリができるのが一つの魅力です。
一日の始まりに生活にリズムができ、刺激にもなります。朝は出勤の人たちも利用しますので、活気がある場にいることもできていいでしょう。
異なる世代の刺激に触れることもでき、世の中の話題などについても聴こえてくることが多いでしょう。
ともすると、シニアは部屋にこもりがちになりますが、外に出る機会として、朝モーニングを一つの機会にすると、あまりお金を掛けずに楽しめる点も魅力です。外で食事をするというだけでも新鮮な気分になります。
また、モーニングに良く通っている人も多いために、知らない人と毎日顔を合わせるというのも大きな魅力です。同じ地域で知らない者同士が知り合う機会になります。
コメダ珈琲店や倉敷珈琲店などが全国に多く登場!
そうしたシニアにとって、全国でも有名なブランドのコーヒー店などが、モーニングを盛んに展開しているのも魅力の一つです。
例えばコメダ珈琲店は、開店から11時までがモーニングタイムとなっています。ドリンクを注文すると、ローブパンまたは山食パン(トースト)のどちらかを無料で提供するというお得なサービスが魅力で、トッピングなども選べるのが特徴です。その他にサイドメニューもあって、いろいろな楽しみ方ができるようになっています。
コメダ珈琲店は元々、名古屋が発祥で、名古屋と言えばモーニングが有名で、コーヒーを頼めばパンが付いてくるモーニングも多いのが特徴です。そんなサービスが多い名古屋のモーニングの魅力をコメダ珈琲店は持っています。
また、倉敷珈琲店では、開店から11時までがモーニングの時間で、店舗によっても異なりますが、土日祝日も利用できます。5種類ほどのモーニングメニューがあり、豊富なのも魅力です。トーストトッピングなども追加できていろいろ楽しめるため、毎日来ても飽きない工夫がされています。スープやゆで卵などもお手頃で付けることができていいでしょう。
モーニングのこうしたお得なサービスがシニアにも魅力となっています。ソファなどもゆったりできるようになっていたり、寛げるスタイルのコーヒー店も増えていますので、長く滞在しやすくなっています。
郊外の住宅地にコーヒー店が多く誕生!
また、人気のコーヒー店が郊外の住宅地に多く誕生しているのも大きな特徴です。わざわざ遠くに出掛けていかなくても、歩いていける家に近い場所に、有名コーヒー店などが多く登場しています。
車や公共交通機関を利用しないといけないならば面倒と思うシニアも、近所で歩いていけるならば寄ってみようというシニアも多くなっています。シニアが通いやすいというという点も社交場になっている一つの要因です。
シニアの喫茶店モーニングの楽しみ方の例をご紹介!
ここで、実際にシニアがどのように喫茶店モーニングを楽しんでいるのかをご紹介します。
例えば、あるシニアの女性グループの場合は、1時間のウォーキングの後にみんなで朝モーニングを食べてから帰っています。
これまでは、夫や子供の出勤や通学のために忙しい朝でしたが、定年後は朝の時間をゆっくり楽しめるため、モーニングを食べて寛いでいます。外出できる喜び、そしてゆったりと時間が過ごせる楽しみを感じることができる時間となっています。
また、ある主婦の場合は「いつも人気で混雑する店をモーニングでゆったりと過ごしている」と言います。ちょっと贅沢気分をモーニングで楽しみたいというシニアの主婦にも人気です。これまで、自分一人の時間があまり使えなかったシニアの主婦にも、たっぷりと使えるモーニングの時間は、とても贅沢な時間の使い方と言えます。一人でも、主婦同士で集うのにもいい時間と言えます。
また、あるシニアは夫婦でウォーキングを毎日行っていますが、1週間に一度は朝モーニングに行くようにしています。1週間に一度の楽しみ、そしてそこで出会うシニア同士の交流を楽しんでいます。朝モーニングに行く日は、ウォーキング自体も嬉しくてたまらない状態となっています。
喫茶店モーニングは朝のルーティンや交流の場として楽しみたい!
喫茶店モーニングがシニアの人気となっていることについてご紹介しました。朝早く起きるシニアにとって、朝の時間のルーティンにして、いろいろなことを楽しむためおすすめです。
モーニングを楽しむことで、一日の朝のルーティンができ、生活にリズムができてきていいでしょう。そして、朝ならば時間もたっぷりありますので、続けて楽しむことができやすくておすすめです。
毎日でなくても週に1回でも朝のルーティンとして、喫茶店モーニングを楽しんでみるのもいいでしょう。外で食べることで、いろいろな人との出会いがあり、外部からの刺激を受けることができます。また、知り合いができて、交流ができておすすめです。
コロナ禍以降、カラオケや居酒屋などでの交流が難しくなったこともあり、今は喫茶店モーニングをシニアの社交場にして生活の楽しみや刺激を見つけてみるのもいい方法です。モーニングならば、あまりお金もかからず、ゆっくりできますので、素敵な朝の時間の使い方をしてみるといいでしょう。
新しい朝の楽しみ方として、喫茶店モーニングをする場所を近所に見つけて楽しんでみることをおすすめします。
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