テレビ離れが叫ばれていますが、60代以上は長年テレビを見てきた世代ですので、テレビ番組を今もよく見るという人が多くなっています。
60代以上が見る人気テレビ番組にどんな番組があるのかについて、あらためてご紹介しますので参考にしてください。
自分と比べて、他の60代以上はどんな番組をみているのかなどが気になる人もいるでしょう。
60代以上が見る人気テレビ番組ランキングも参考にしてみてください。
60代以上がテレビを見る率や見る時間はどのくらい?
そもそも60代以上がどれほどテレビを見ているのかでしょうか。
60代男性では1日当たり4時間程度ですが、70代以降の男性と60代以上の女性では1日当たり5時間以上見ています。
中には一日テレビを付けっぱなしという人もいますので、時間が長い傾向にあります。
また、60代と70代以降で視聴時間に差が大きいのは、60代男性ではまだ仕事をしている男性もいますが、70代以降になると退職者が多いことが違いとなっています。
70代以上では昼から家に居て、テレビを見ている事が多い傾向となっています。
70代以降は夜20時までのテレビ番組を見ることが多い傾向
また、60代男性は夜遅い21時以降にテレビを見る率が高く、70代以降はお昼から20時まで見る率が高くなっている傾向です。
70代以降になると21時台、22時台で早く就寝する人も多く、20時までのテレビ番組を見ることが多くなっていると言えます。段々と早寝早起きになり、特に就寝時間が早まります。
60代以上が見るテレビの時間帯や番組の特徴とは
次に60代以上が見るテレビの時間帯や番組の特徴についてご紹介します。
まず、60代では男女ともに、ニュース報道番組、ワイドショーなどの情報番組を見る人が多いですが、これは全世代の傾向とも言えるため、特に60代の特徴としては洋画の映画を見る割合が多いでしょう。
国内ドラマ(単発や2時間ドラマ)を見る傾向も高く、その他に旅番組や散歩番組を見る割合が高いのが特徴的です。
60代はテレビを多くみていた習慣もあり、テレビ映画のロードショーやシリーズ物のドラマ、旅番組などを長く見てきた経験もあるため、今もそれらを引き続き見ている人が多くなっています。
また、定年後の70代以上の男性の場合では、朝の連続テレビ小説を習慣的に見ている人が多くいます。
これまでは仕事に行っていた時間ですが、ゆっくりと朝ドラを見ている人が多くなっているでしょう。
また、70代以上では20時までの時間帯の番組を見ることが多いため、NHKの19時台のニュース番組を見ることが多いのも特徴です。
さらに夜20時台の歌番組や娯楽番組も見られています。70代以上の男性では、娯楽番組を楽しみにしている人も多い傾向です。
そして、女性の場合はというと、60代も70代以上もあまり変わりなく、見ている番組もあまり違いがないのが特徴的となっています。
60代以上が見る人気テレビ番組ベスト10!
ここで、具体的に60代以上が見る人気テレビ番組ベスト10をご紹介します。
若い世代のテレビ離れが進む中でも、テレビを見ている時間が最も長いのが視聴者区分で言えば、60代以上の男性のM4層と60代以上の女性のF4層です。
これらのM4層とF4層に人気のテレビ番組ベスト10をご紹介します。
60代以降の男女によって違いがありますが、総合的に見たものをご紹介していきます。
1位:18時~19時台のニュース・天気予報
人気テレビ番組の1位は、19時台のニュース・天気予報です。
NHKを見る人も多くNHKの19時台の「NHKニュース7」や民放の18時台を見る人が多くなっています。早く寝る人が多いために夜の21時以降のニュースを見る人よりも、夕方のニュースを見る人が多いでしょう。夕方のニュースでは、地方のニュースなども知ることができるため人気です。
2位:NHKの朝の連続テレビ小説や20時台の大河などの国内ドラマ
2位は、NHKの朝の連続テレビ小説や20時台のNHKの大河ドラマなどの国内ドラマなどをいつも見る人が多くなっています。
次はどんなドラマになるのかを楽しみに、習慣として見ている人が多いでしょう。また、60代などでは20時や21時から始まる「相棒」や「科捜研の女」や「警視庁・捜査一課長」などの連作シリーズ物を見ている人も多い傾向にあります。
古いテレビ番組の録画ならば「暴れん坊将軍」や「銭形平次」などの時代劇も人気で、70代以降にも大人気です。
3位:トークバラエティやお笑い・コメディ番組
「なんでも鑑定団」などの番組や「秘密のケンミンSHOW極」などのトークバラエティなども高齢者に人気です。地域性もあるため、どこの地域のことなのかで話題になる場合も多いでしょう。
また、「笑点」などもお笑い番組として、長寿番組で長く高齢者に親しまれている番組と言えます。いつも知っている人が出てくるため、楽しめる番組となっています。
4位:旅番組
NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」などの旅番組も人気です。
地域紹介や地域の人たちとの交流を見ることが高齢者には喜ばれます。自分が行ったことがある場所や知っている所、行きたい身近な場所が紹介されたりすることが嬉しい番組です。
ゆったりとした旅番組はシニアにも人気です。
5位:スポーツ中継
女性には人気があまりありませんが、60代以降の男性には特に人気です。
男性だけならば2位にもなるほどとても人気と言えます。特に野球や相撲などが好きなシニア層が多くなっているでしょう。相撲は高齢の女性にも人気です。
子供の頃から野球や相撲のテレビ中継を見て育った年代の場合、今も長く見るという人、好きな選手や力士がいる、応援しているという人が多くなっています。
6位:クイズ番組
BSフジの「クイズ!脳ベルSHOW」は、高齢者を対象とした番組となっているため人気です。
「年老いていく脳に警鐘を鳴らす、視聴者が参加しやすいクイズ番組」というテーマで作られているために見やすくて好評です。
自分が参加した気分になれるクイズ番組は、ボケ防止のために見る人も多く魅力があります。
7位:芸能ワイドショー
毎日、必ず見ているという人がいるのが芸能ワイドショーです。
朝8時~9時の情報番組や午後のワイドショーを必ず見ているというシニア層が多くいます。昼などの時間はテレビを付けっぱなしという人も多く存在しているでしょう。
高齢になるほど、皇室関連の情報なども好きなシニアが多い傾向です。
8位:ドキュメンタリー
「警察24時」などのドキュメンタリー番組も人気です。
ハラハラするシーンや臨場感のあるシーンを見たい男性が多くいます。特に男性に人気が高い傾向で、女性は敬遠することも多い番組となっています。
9位:健康・医療番組
60代以上の女性に人気なのが健康・医療番組です。
役立つ情報をしっかりと聞きたいという女性が多くなる傾向です。特に70代後半になると、とても見る人が増えます。終了しましたが、NHKの「ためしてガッテン」などはわかりやすくて人気がありました。
10位は洋画
「金曜ロードショー」などの洋画も特に男性に人気です。
以前に見た好きな洋画を何回も見たりする人も多くなっています。ただ、女性にはグルメや料理番組の方が人気となっている傾向です。
他にも昔の歌が流れる歌番組やNHKの「のど自慢」なども長寿番組で人気です。また、動物番組なども動物好きの人も多く人気となっています。
60代以上にはNHKのニュースや情報番組やドラマ&民放のバラエティなどが人気
60代以上が見る人気テレビ番組についてご紹介しました。
60代以上の場合では、特に定年後の70代以上の男性の場合に、昼からテレビを見るように変わる人が多いでしょう。
女性の場合はあまり60代以上で変化がないのですが、男性の場合は70代以降で変化し、昼から20時台までのテレビをよく見ることが増えます。
そして、60代以上の場合には、身近なニュースなども流れるニュース番組が人気です。高齢者でネットを使う人も増えてきましたが、まだニュースや情報については、テレビから情報を得る人も多い傾向と言えるでしょう。決まった時間にニュース番組を見て確認する人が多くなっています。
また、連続してみるドラマやバラエティなども好評です。毎日テレビを見る習慣が若い時から付いていますので、シリーズ物のドラマやバラエティなども好まれる傾向と言えるでしょう。
また、知っている出演者であったり、知っている場所などが出てくるような番組も好まれ、親近感があり、昔懐かしい番組がよく見られる特徴があります。
毎日見るのが楽しみという場合も多いのが60代以上と言えます。生活に密着しているテレビとなっているため、情報源や楽しみの一つとなっている人が多いでしょう。
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