【老後が気になる】60代女性の老後不安10選と解消するための対策

女性にとって60代とは、どのような年代なのでしょうか。

自分が、もしくは夫が定年退職したことで生活が大きく変化する方。

定年など関係なく、今まで通りに暮らしていく方。

生活環境によって、その変化は様々ですが、人生の終盤が見えてくることで、今までにはなかったような不安を感じることはありませんか?

今回は、女性にとって60代以降をどのように生きていくべきか、そして将来への不安をどのように解消すればよいか、などについて考えてみましょう。

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目次

60代女性のライフスタイル

まずは、60代女性の一般的な特徴について紹介します。

もちろん今から紹介するのは、基本的な60代の状態ですので、必ずしもあなたの今の状態が同じとは限りません。

「私は違うけれど、どこかおかしいのかしら」なんて思う必要はありませんからね。

体調の安定

45歳から55歳ごろまでの更年期を過ぎ、女性ホルモンの影響を受けにくくなる60代は、それまでの不調が和らいできます。

つまり、体内はとても平穏で静かな状態です。

しかし、女性ホルモンが低下すると、自律神経のバランスが悪くなったり、骨がもろくなったりという、認知症になりやすいなどの影響が出やすく、定期健診や予防に努めなければなりません。

メンタルの不調が出やすい

60代は、親の介護に入る方も多く、現代においてはどうしても女性の負担が大きくなりがちです。

仕事を続けている方なら、仕事と家事、そして介護を両立されるためには、肉体的な負担だけでなく、精神的にも大きな負担を強いられてしまいます。

また、女性ホルモンの低下による精神的なバランスの不調も重なることも多くなります。

ライフワークに取り組む時期

もちろん60代に悪いことばかりがあるわけではありません。

子供が成人、独立し、住宅ローンの返済も終わり、時間的・経済的に余裕が出てくる60代は、趣味や新しい目標にじっくり取り組めるという年代でもあります。

今まで積み重ねてきた仕事や趣味を、いっそう極めても良いですし、何か新しいことにチャレンジしても良いでしょう。

自分のためだけに使える時間は、とても贅沢な、素敵なひとときのはずです。

60代が不安に感じることとは?

今までの生活スタイルからの変化が起こりやすい60代女性にとって不安に感じることはどのようなことなのでしょうか。

60代以上の男女へのアンケートや60代女性へのアンケートなどを参考にした結果、60代シニア女性の主な不安が次の通りです。

経済的な不安

1.今の収入で生活できるか

2.貯蓄額は十分か

3.夫が亡くなった後それまで通りに暮らせるのか

最も切実で現実的な不安は、やはり経済面に関わることです。

定年退職し、新しい仕事に就いたものの、以前ほどの収入はない、そもそも仕事が見つけられないかもしれないという不安はとても大きいです。

子や孫にも何かしてやりたい、自分たちの生活もある程度のレベルは保っていたいとなると、収入面や現在の貯蓄額に不安が出てくるのは当然です。

夫が亡くなったら、収入が激減するかもしれません。

老後の生活を考えると、いくら貯蓄があっても心配だというところが皆さんの本当の気持ちではないでしょうか。

健康面での不安

4.認知症への不安

5.体力・筋力の低下

6.体調全般の不調

女性ホルモンの低下による影響として、女性は男性よりも認知症や骨粗しょう症になりやすいと言われています。

特にアルツハイマー病は、男性の1.5~2倍も女性の方がかかりやすいという調査結果も出ています。

そのため普段から認知症予防や筋トレなどを行う必要性は、多くの女性が認識しているのではないでしょうか。

そういえば最近は、女性向けのジムなども多く、ジムに通うシニア女性も増えていますね。

精神的な不安など

7.親の介護への不安

8.独りになったときの不安

9.介護が必要となったときは誰が介護してくれるのか

10.夫の介護ができるだろうか

50代から60代にかけて、親の介護をする方が増えてきます。

始めはまだ体力・気力とも問題が無くても、自分自身が年齢を重ねてくることで、先々の不安がよぎってくるものです。

自分の体力は無くなるのに、介護の負担は重くなる一方。

このまま介護が続けられるのか、自分が倒れたら、親はどうなるのか。

さまざまな不安が頭をよぎります。

同時に、自分や夫が介護を必要とする状態になったとき、子どもに負担をかけるのか、介護に関わるお金はどうするのか、という心配も出てきます。

夫に先立たれた場合、経済的な不安もありますが、独り暮らしができるのかという不安も大きいのではないでしょうか。

仕事と楽しみが不安解消の秘訣

若い頃にはなかった悩みや不安が増えてくる60代です。

そんな未来の不安を解消させ、より充実した人生にするために必要なことは、なんだと思いますか?

貯蓄を増やす…現実問題としては、とても重要なことです。

ですが、それだけでは不安は解消されません。

基本的な体力と健康

不安なく生きていくためには、何はなくとも健康第一です。

しかし、ここで言う健康とは、不調が全くないというより、あなたなりに元気を感じる状態のことだと考えてください。

人間60年も生きていれば、1つや2つ、調子の悪い場所があってもおかしくありません。

老眼、耳が遠くなる、腰痛に膝痛、肩の痛みなどなど。

加齢による自然の老化は、どうしようもありません。

ただ、出来るだけ老化の遅らせることはできるはずです。

無理のない程度の運動を続け、普通通り、もしくは少し気分よく動ける状態を維持できるように心がけましょう。

やりがいのある仕事をする

今までの仕事を変わらずに続ける方はそのままでも良いでしょう。

しかし、定年退職などで仕事を止めた方は、ある程度休養を取ったら、何かしらの仕事をすることをおすすめします。

といっても、収入面で大きな不安がない限り、無理にフルタイムで働く必要はありません。

極端に言えば、ボランティアでも良いのです。

とにかく、社会とつながっている、ほんの少しでも誰かの役に立っているということ、そしてそれをあなた自身がやりがいと感じるような仕事をしましょう。

もし、夫の世話や介護で仕事なんかできないという方は、その介護や夫の世話を仕事だと思ってみてください。

報酬はありませんが、夫や親の役に立っているという点では立派な仕事(ボランティア)です。

ただし、夫の世話に関しては、少しずつ夫に自立してもらい、自分のことは自分でするように仕向けることも必要です。

昭和生まれの男性を躾ける(失礼)のは大変ですが、あなたが充実したライフスタイルを送るためも、ぜひ頑張ってください。

老後の仕事については、「【老後のお仕事に】シルバー人材センターとは?利用法や活用法を紹介でもご紹介していますので、参考にしてみてください。

ひとりの時間を作る

定年退職後の夫と二人暮らし、子供世帯と同居している方にとって、ひとりの時間を持つことはとても難しいかもしれません。

もちろん、にぎやかな方が好きと言うならそれで良いのですが、たまには自分だけのひとりの時間を持ちたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そんな方は、1日のうちほんの少しでも、ひとりで過ごせる時間を持ちましょう。

誰に気兼ねすることもなく、自分の好きなことをする、のんびりする、ぼーっとする。

何をしても良いのです。

ただひとりになる時間を持つことで、自分でも気づかないようなストレスが解消されて、ふわっと気持ちが楽になるはずです。

楽しみを見つける

人生は楽しむためにある…と誰かが言っていたような気がしますが、私はその通りだと思っています。

楽しむことで、不安が解消され、メンタル面でも楽になります。

もちろん楽しみは、人それぞれ異なります。仕事が楽しいならそれも結構です。楽しい趣味を持っている、持っていないなら見つけるのもいいでしょう。推しメンを探すのもアリですね。

今すぐに見つけられなければ、ちょっとしたことでも楽しめるようにしましょう。

今日はとてもきれいな花を見た、あのテレビドラマがすごく面白くて次回が楽しみ、うちの子(ペット)が可愛すぎて一緒にいられるだけでうれしい。毎日同じように暮らしていても、楽しいこと・うれしいことは探せるものですよ。

「毎日つまらないことしかない」と思っているなら、少し視点を変えてみましょう。

同じもの・同じ経験をしても、それを楽しく感じる人と、つまらなく感じる人がいます。それはおそらく、積極的に楽しもうという心があるかどうかの違いだと、私は思います。

世の中のたいていのことは、心持ち次第で楽しく感じられるはずです。

もちろん、どうやったって楽しいわけがないというほどの辛い経験をすることだってあります。その時は、心が癒やされるのを静かに待ちましょう。

人は、いつかは笑える時が来るのですから。

60年以上も生きてくれば、どんなに弱い心だって、結構鍛えられるものだから。きっと大丈夫、なんとかなります。

60代からは人生の総仕上げ!

60代に入ると、人生の終わりが近づいてきたような気分になって、急に老け込んだり、必要以上に不安を感じてしまったりする方がいらっしゃいます。

でもそうでしょうか。

60歳まで仕事を頑張ってきて、ひと段落。

次はまた新しい暮らしが始まるのだと思ってみませんか?

つまり人生の総仕上げですね。

60年間積み重ねてきた知識や経験は、あなたにとって大きな財産。

それらを踏まえて、今までとはひと味違った人生のスタート地点が、60代なのです。

不安なんか、ふっとばしましょう!

他にもコラム「なごくら」では、「【60代70代要注意!!】転倒しやすいスポット8カ所と転ばないための対策」などをご紹介しています。ぜひご覧ください。

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