『長寿の国』として世界比率で見ても、日本は上位にランクインされます。
一般的によく聞かれるのが「男性より女性の方が長生き」ということです。
こうした統計結果は各国で行われることです。
今回は、夫婦の仲が良いと男性も長生きすることについて解説していきたいと思います。
夫婦仲が良いと長生きできる?
国が違えど、男性と女性では必ず女性の方が長生きするという結果が出ています。
そして、男性と女性の寿命の差には6歳もの開きがあります。
厚生労働省の令和3年に発表された『平均寿命』では、こんな結果が出ています。
●男性の平均寿命 : 81歳
●女性の平均寿命 : 87歳 (単数切り捨て)
厚生労働省〈令和2年簡易生命表の概況〉
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life20/index.html
これが『人生100年』と云われた所以でもあるのでしょう。
本当にこの分だと、人が100歳まで裕に生きられる時代もそう遠くはないかもしれません。
2018年に人口動態調査された『男女配偶関係』で『年齢別死亡者構成比』のグラフが発表されています。
「未婚」「離別」「有配偶」「死別」に分けて、それぞれの死亡した年齢枠が出されています。
こちらは女性の算出結果です。
男性に比べて女性の方が、グラフの山が右寄りですね。
全体を通して見てこれだけでも、男性より女性の方が長生きなのが分かると思います。
女性が長生きする要因は?
前述した通り、このグラフからも男性に比べて女性の方が長生きすることが分かると思いますが、その考えられる要因とは?
●子供の成長につれて家事が軽減していく
●もともと社交性や生活能力がある
こういった点が考えられます。
それでは、それぞれの詳しい説明をしてみます。
他にも女性が長生きする理由はあります。こちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
関連記事:女性が長生きする理由はホルモンが関係している?長寿国日本の知られざる4つの理由
子供の成長につれて家事が軽減していく
上記のグラフから読み取ってみましょう。
男性のグラフで「死別」での死亡年齢を見ると、85~89歳となっています。
対して、女性のグラフで同じく「死別」での死亡年齢は、90~94歳です。
もちろんこの通りではありませんが、仮に夫婦が同い年だった場合で考えてみましょう。
夫が85歳で亡くなったと仮定すると、妻は90歳まで生きることになります。
男女の平均寿命が「男性81歳」「女性87歳」ですから、この仮説でもあり得ますね。
もしも20代でお子さんが生まれたら、普段の家事に加え子供へのしつけや教育などの育児があります。
ある程度子供が大きくなれば、今までより手はかからなくなりますが、それでも習い事や塾、進学・就職問題など、子どもが一人前になるまでには忙しい日々が続いていきます。
ほとんど子供に手がかからなくなるのは、おおよそ40代までです。
子どもも独立したら、夫と2人だけの生活になり家事も子育て時期に比べ軽減していきます。
少しでも家事や育児が軽減したことによって、身体的にも精神的にも負担がへるので長生きすると考えられます。
もともと社交性や生活能力がある
女性は家事や育児をしてきて、生活能力も鍛えられています。
家事や育児の中で、社交の場があり、人間関係能力も身に付きます。
もちろん一概に言えませんが、男性は女性ほど家事や育児にはそれほど場数を踏んでいないので苦手なのです。
男性は、仕事に生き甲斐を感じ家庭やプライベートよりも仕事が優先になってしまうと、定年などで退職した後生活が一変し、社交性がなく孤独になり引きこもりがちになります。
そういった点からも、男性は一人になってからが大変なのに対し、女性は社交性や生活能力を活かして長生きする傾向があります。
定年後の人生も充実させるためにやっておきたい事など、こちらの記事で紹介しています。
関連記事:後悔しないために…50代人生折り返しで考える!始めたいこと、やめたいことは?
夫婦の仲が良いと健康になれる
夫婦仲が良いと男性は健康になれ、長生きする傾向にあります。
前述した『男女別死亡者構成比』のグラフにもあるように、「有配偶」の男性の死亡年齢は、「未婚」や「離別」の男性に比べて、10年以上も長生きしています。
「有配偶」の比率は男女ともほぼ同じです。
ということは、男女共に夫婦仲が良いと長生きできるようです。
夫婦仲が良いとなぜ健康になれるのか?
仲が悪い夫婦に比べて、お互いに相手に対するストレスが少ないということが言えるでしょう。
たまに喧嘩しても、すぐ仲直りできてしまうということにもなります。
これ以外の男性が長生きできる要因としては、
●コミュニケーション能力がつく
●会話力が付き社交性が養われる
妻と仲が良いと当然会話もよくするし、家事を一緒にすることもあるでしょう。
料理や掃除、洗濯を手伝ったり子供の面倒も見たりと、妻の負担を軽くしてくれます。
これがお互いにとってメリットになるので、年を取っても妻のサポートは自然とできます。
これによって、男性も栄養のある食事ができて家事や仕事に精を出すので、結果健康になれるというワケです。
イギリスでは研究開始後と6年後の夫婦関係を調査した結果が報告されています。
【イギリス(ブリストル大学);研究開始後と6年後の夫婦関係】 |
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「夫婦の関係について男性の答え」 ●改善した:コレステロール値や血圧が低下 ●悪化した:血圧が高くなった (子供がいる既婚男性620人を対象にした調査結果) |
このことからも、男性は結婚して尚且つ妻と仲良く過ごすことで健康になれ、長生きできるということが分かります。
夫婦の長生きの秘訣は「仲良くする」こと
結婚生活が、生活の源と考えると良いと思います。
夫婦関係が良いことで健康的な生活ができるのですから、長生きできるというワケですね。
「郷に入っては郷に従え」といったことわざが適切かどうかは別として、その場の状況に合わせることが、人間には必要不可欠なのだろうと考えられますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、夫婦関係と寿命の関係をご紹介しました。
夫婦一緒に長生きできたら素敵ですね。そのためにも健康でいることは大事です。
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