【そろそろ孫離れ?】孫が成長して会う機会が減ったあとの人生の楽しみ方

孫が成長して忙しくなり、あまり会えないという人が多いのではないでしょうか。

頻繁に会いに来ていた孫と会えなくなるととても寂しいものです。孫離れをして、別の楽しみを見つけるようにする必要があるでしょう。

これからどんな生き方をしたらいいのか、おすすめしたいことをご紹介します。

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目次

孫離れが必要な時期かも?孫との関係調査を参考に

孫が小さかった頃は、「よく孫が遊びにきていた」「孫に会いによく行っていた」という人も、孫の成長と共に、多くの人が「孫に会う頻度が減った」という現状になっています。

多くの人が孫はかわいくてたまらないということが多いのですが、実際にどのくらいまでの年の孫を恋しがっているのかと言いますと、「祖母と孫の関係」に関する意識調査(出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ)の結果、「孫に会えば会うほど、さらに会いたくなる」のは乳・幼児までとなっています。

まだ幼くとても可愛らしいのが乳・幼児期です。何かしてあげなければと考える時期でもあり、スキンシップも互いに多い時期です。また、成長が早い時期ですので、たくさん会っておかないといつの間にか成長してしまっていることもあります。

そして、次にシニア女性が孫離れを意識する時期を「祖母と孫の関係」に関する意識調査(出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ)で調べた結果、5歳と11歳の時期に孫離れを感じるようになっています。

小学生に上がる前と、中学生になる前が一般的に孫離れの多い時期です。孫にも自意識が芽生えるようになり、また受験を控える孫などもいて、孫自身の変化や孫が忙しくなってくることがきっかけです。祖母としても、あまり過干渉しないようになっていく頃となります。

そしてまた、最近のコロナ禍以降は、どうしても孫と会える機会が減ってしまったために、孫離れしなければいけなくなっているのが現状です。早い時期から孫離れを迫られていると言えるでしょう。急いで孫離れの方法を見つけなければならなくなってきています。

孫離れして何をする?これからの生き方の楽しみとは?

そこで、孫離れをして、これから何を生き方の楽しみとするのかを考えてみたいと思います。

「孫も大切だけど、〇〇も大切」と孫以外の趣味や大切なものを持つように心がけることも大切です。孫だけに気持ちを集中させないようにすることが大事と言えるでしょう。

そのための方法を3つに大きく分けてご紹介します。

趣味を見つけて自分が成長していることを実感するのがおすすめ

まず、趣味を見つけるのはいい方法です。

これまで若い頃に一度やったことのある趣味を復活させたり、全く新しい趣味を見つけたりするのもいいでしょう。そして、例えば、手芸が好きという場合は、孫にプレゼントすることを楽しみにすることで、孫とも繋がりもできていい方法です。気持ちから全く孫を切り離すのは難しいため、どこかで繋がっていると感じられるようにしておくのも一つの方法です。

また、「自分が成長していることを実感したい」と趣味を見つけるケースも多くあります。シニアになると、自分の成長や変化がない生活にいろいろ考えてしまうこともあります。そんな時に新しい習い事を始めることで、自分が成長していることを実感することができていいでしょう。また、大人になって、ピアノを初めて習う人も多くなっています。毎日やっていれば必ず上達していきます。それを張り合いにしてみるのもおすすめの方法です。

また、スポーツも可能なものを始めてみるのもいいでしょう。マラソンやダンスなどもトライしてみませんか。

孫離れのため、新しい事に挑戦して、生活に刺激と張り合いを見つけてみるのがいい方法です。目標に向かって努力していく、上達の過程が楽しめることは大きなメリットとなるでしょう。

さらに、ゲームやパソコン、スマホなどにトライし、孫に自慢できるような特技を見つけてみるのもおすすめです。ゲームなどではオンラインゲームもありますので、離れていても孫と一緒のゲームを楽しむことが可能です。ゲームならば年齢に関係なく、お互いに楽しい時間が過ごせます。上達すれば孫にも教えられたり、力を合わせたりしてゲームができます。オンラインゲームによってコミュニケーションが深まって、共通の話題が広がっていいでしょう。

ゲームは、3歳くらいから始める子ども達も多く、5~6歳になって始める子どもが最も多い状況です。例えば、「あつまれ どうぶつの森」「ポケモン」「ぷよぷよ」などは、就学前の小さな子どもでも行っています。「マインクラフト」「マリオ」「フォートナイト」やスポーツ系の「FIFA」「プロ野球スピリッツ」などは小学生以上が行っています。孫が好きなゲームを聞いてみるのもいいでしょう。

50代から続けられる、60代70代になってもできる習い事」では50代から始めるおすすめの習い事を紹介しています。今から新しく趣味や習い事を始める方はぜひ参考にしてみてください。

ペットを飼うのもいい方法

また、ペットを飼うのもいい方法です。

ペットを飼う祖父母世代は、「ペットは孫のようにかわいい」「ペットに話しかけるとわかってくれているようで嬉しい」「気持ちを通わせることができる」「スキンシップが楽しめる」「ペットと散歩を楽しむのが生活のリズムになっている」「ペットの散歩のために健康でいなければいけないと思うようになった」「ペットと一緒に散歩していると他の多くの人とのコミュケーションが増えた」などの多くの意見が聞かれ、ペットを飼うことが喜びとなっているシニアは多くいます。

ただし、ペットを飼う場合は、最後まで責任をもって育てらえるのかを考えて飼うことが大切です。ペットも生き物ですので、最後までお世話ができそうになければ飼うのは難しいでしょう。

中高年や高齢者におすすめのワンちゃんはこちらの記事「【人生100年時代、共に過ごすパートナー!】これから一緒に過ごしたいワンちゃんベスト5」をご覧ください。

何か仕事となるものを見つける

そして、祖父母世代になっても、何か仕事となるものを持っておくのがおすすめです。

仕事を持つことで生きる張り合いが生まれます。また生活リズムも生まれ、忙しいことで孫離れのため落ち込むことも少なくてすむでしょう。

「シルバー人材センター」などで、趣味や特技を活かした仕事を探すのがおすすめです。シルバー人材センターは、原則として60歳以上が加入できます。実際に加入した人の声を聞くと「経済的に助かる」「仲間づくりができる」というメリットを挙げる人が多くいます。また、仕事を通して同年代の多くの人と出会うことも喜びとなっています。

シルバー人材センターでの仕事内容を実際にご紹介しますと、建物管理、広報配布、福祉・家事援助、育児支援、会館管理、学童通学見守り、植木の剪定、農業支援、花の手入れ、衣類リフォーム、刃物研ぎ、家具修理や屋内外清掃、除草、カート整理、他にも講師、翻訳、通訳、一般事務、経理事務、店番、販売員など豊富です。趣味や特技、これまでの経験を活かした仕事を見つけてみるのもいい方法です。

また、一般的なアルバイトなどもやってみると生活にメリハリができていいでしょう。介護・福祉関連の仕事やベビーシッター、警備などの仕事が見つけやすくなっています。

仕事の中には、育児支援やベビーシッターなどもあり、孫との触れ合いがなくなった分、仕事として子供と触れ合ってみるのもいい方法と言えるでしょう。

高齢者の生きがいと生きがいのためのお金の使い方を考えたい!

さて、ここであらためて高齢者が実際にどのくらい生きがいを感じているのかを調べた結果をご紹介します。

内閣府の「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査(令和3年度)」では、「現在どの程度、生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか」という質問が行われています。60~64歳の男性71.6%、女性85.2%、65歳~69歳の男性79.5%、女性77.8%と割と多くの人が生きがいを持っている結果です。

引用:内閣府 令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(全体版)

また、生きがいを感じるお金の使い方をしたのかということに関しては、例えば、高齢になって家事負担が大きくなってきたために最新家電を購入し、自分の時間を大切にしていると言う人もいます。コミュニケーションロボットを買って、会話をしながら楽しみを探す人もいます。

また、家をリフォームして快適にすることで楽しみを見つけている人もいます。さらに、自分磨きにお金を使う人、押し活をして楽しみを見つける人もいます。押し活の場合も年齢も問わずに親目線でもファン活動ができていいでしょう。

さらに、今流行りのサブスクリプションを活用して、映画や音楽、絵画、読書などの好きな趣味を楽しむのもおすすめです。

また、孫のために定期便を送るのもいい方法です。孫が好きなものを詰めて送るのを楽しんでいる人もいます。

シニア世代は、子供の養育費もなく、住宅ローンも終わっていれば、自由に使えるお金が多い世代と言えます。自分のためや誰かのためにお金を使って、生きがいや記念を作っていく方法もおすすめです。

孫離れして「遠くからの応援者」を目指すのもおすすめ

孫離れをするには、今までは近くで孫との触れ合いを楽しみにしたことを、これからは、遠くから孫を応援することを考えることが必要です。孫が喜びそうな物を見つけて送ったりすることもいい方法です。地元にしかない美味しいものを送ってあげたり、手作りで何か作って送ってあげたりするのもいいでしょう。

そして、自分自身の趣味、特技や仕事を探すことも大事です。これらによって生きがいや張り合いを持つことがとても大切です。いろいろなことで自分自身が忙しくなることで、孫離れもしやすくなるでしょう。

孫とは適度な距離感を保つことが大切なことかもしれません。孫が成長するにつれて、どちらにせよ孫離れをしなければなりませんので、こうした様々な生き方の楽しみを自分自身に持っていることが必要なことと言えます。

他にもコラム「なごくら」では、「【60代70代要注意!!】転倒しやすいスポット8カ所と転ばないための対策」などをご紹介しています。ぜひご覧ください。

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